Qiita analyzeに思うこと

発端はこちらの運営ブログ。

ユーザーページをリニューアルしました – Qiita Blog
https://blog.qiita.com/user-page-renewal/

今回のリリース内容に対する考え

各ユーザーのマイページ筆頭に追加されたCUIのような枠。analyzeというコマンドが実行されているように見立てられています。

そしてそこには、「投稿した記事」「読んだ記事」「LGTM(いいね)した記事」の分野別TOP5が公開されるという機能。

投稿記事の分野は、今までも円グラフで表示されていましたし、いいねした記事も公開されているので、むしろ集計機能が拡がったと言えます。

Twitterで反感を買っているポイントの1つが「読んだ記事」を勝手に集計されていると言うことで、不信感から退会している人が続出しているとか。

個人的には「読んだ記事」の集計機能自体はアリだと思いました。上記ブログで、エンジニアの名刺として活用するというのも、上手く使えば便利だと思う。

個人情報の不正利用というのも、個人を特定出来る情報ではなく難しいグレーゾーン。投稿記事やLGTM記事と傾向が大きく変わる人は少ないと思いますし。

CUIに見立てているのも、プログラムらしくて良いと思います。

ただ、その展開の仕方については残念に感じました。

問題1. サイレントリリース

これだけの機能でありながら、実装前はおろか、実装直後もトップページ等での告知がありませんでした。

HTMLのmeta情報によると、リニューアル告知の投稿はGMTの13時、日本時刻で言うと22時頃。おそらくリリース時刻もこの付近でしょう。

<meta property="article:published_time" content="2020-03-25T13:08:40+00:00"/>
<meta property="article:modified_time" content="2020-03-25T13:08:47+00:00"/>
<meta property="og:updated_time" content="2020-03-25T13:08:47+00:00"/>

Qiitaトップページには開発からのお知らせ枠がありますが、3/26 1時時点で表示されていたのは、3/12のQiitaの「いいね」が「LGTM」に変わりますの案内。

Qiitaトップページは人気記事がトレンドとして集計され、5時と17時に更新されるので、おそらく5時更新のタイミングで開発ブログも巡回して更新されるのではないかと。

結局、サイレントリニューアルの報はTwitterで拡散することになり、一時は日本のトレンドに入るほどに。

先述のLGTMへの変更についても、機能的には大差ないとはいえ突然だったため、そこから潜んでいた不信の芽も乗っかったように思います。

問題2. 押しつけ的な仕様変更

サイレントリリースは問題点の1つではありますが、 そもそも事前告知が無かった時点で 些細なこと。

これほどの新機能なら、改修予定を事前公表し、人数を限ってベータテストを行い、ユーザーの意見を募り、フィードバックするという手法が珍しくなくなっています。WEB系は特に。

サイレントリリースによる不信感の爆発を差し引いても、いざリリースしてこれだけ反感を買っていると言うことは、以下のどちらかだと思います。

・ユーザーの意見を聞かず、開発が独善的に自らの方針を押し進めた
・少数のユーザーに意見を聞きはしたが、極めて開発視点に近い人だった

おそらくは前者かと。プラットフォーム開発あるある。

また機能追加するにしても、初期公開状態どころか、そもそも非公開に設定できないというのも、新機能を無理矢理使わせようとしている、と捉えられます。

まだSNSという言葉が普及していなかった頃、招待制SNSとして一世を風靡したmixiが、足あと削除や登録制へのシフトで、その人気を一気に落としていったのを思い出しました…。

問題3. ガイドラインを反故にするような説明の雑さ

ここまではQiitaでなくても起こりうる問題で、改修においては反面教師にしつつ、一旦取り下げて再考すれば終わる話かもしれません。

ただ3つ目はQiita特有かつ、技術共有サイトとして根本の問題。

新機能を非公開にすることは出来ないながらも、読んだ記事の統計を拒む方法は、冒頭のブログ記事に書かれています。

※読んだ記事情報を出したくない場合、https://www.treasuredata.co.jp/privacy/ よりオプトアウト(利用停止)をお願いします。
※データ利用についてはこの記事にて説明をしています。 https://blog.qiita.com/revision-of-terms-article11/

https://blog.qiita.com/user-page-renewal/

たった2行、半分がURL。

1行目のリンク先がどういう所なのか説明は無く、規約のような難しそうな条文が並ぶばかり。何をどうすれば良いかも書かれていません。

画面下にスッと「このサイトを引き続き使用する場合は、Cookieの使用に同意するものとします」と出てくるので、データ活用拒否のためにデータ提供しろと言うのかと思うほど。

2行目のリンク先記事も、データ利用の意図は尤もらしく書かれていますが、よく読むと転職支援サービスのQiita Jobsへの活用には触れていても、Qiita本体にも及ぶとは読み取りにくい。

またデータ活用拒否についてはプライバシーポリシー第11条を掲げているだけ、規約に書いてるから従えと言わんばかりの。そして具体的な手順説明はやはり無し。

URLを貼るだけで必要なことを説明する気が感じられない。もしくは、それで説明した気になっている。そんなのは個人ブログがやることです。此処も個人ブログだけど。

Qiitaが展開されている良い記事を書くためのガイドラインには非常に賛同していて、技術共有における丁寧さを大事にしていると思っていました。

それだけに今回の記事は、自分の勝手な買い被りだったのかな、とガッカリしたというのが今回一番感じたところです。


元々自分で投稿したことは殆ど無く、前職の社内活動の一環として1つ記事を上げた程度。

他の方がQiitaに上げた記事を利用させて貰っていることの方が圧倒的に多い立場なので、退会するとか、今後使わないとかまでは言いません。

ただ、まずは此処で細々とまとめつつ、アウトプットに慣れてきたらQiitaにも寄稿していこうかなと考えてはいましたが…。

退会者分の過去記事消失もあり、今後の運用が心配になりますが、体制の見直しを望みます。